エルサルバドルの公教育に脳教育が導入されてから10年、エルサルバドルの教師の努力により、非営利法人IBREA FOUNDATION(国連経済社会理事会協議資格)がエルサルバドルの首都サンサルバドルに脳教育平和研究所(Br 続きを読む…
子どもたちの未来を育もう「第1回ハッピーブレインシティづくりフォーラム in大阪」開催
「第1回ハッピーブレインシティづくりフォーラム in大阪」(後援:大阪府教委、大阪市教委、Earth Citizens Organization)が2月29日、オンラインで開催されました。
本フォーラムは、学校や幼稚園・保育園で行っている脳教育プログラムの取り組みを紹介しながら、今後の子どもたちの教育の姿を考える機会として企画されました。
まず、IBREA JAPAN理事長の田中ゆかりが「脳教育が子どもの未来を変えられる理由」をテーマに講義を行い、「ハッピーブレインスクールプロジェクト」の事例を発表しました。ハッピーブレインスクールプロジェクトは、学校側と緊密に協力して3か月、6か月などの長期間で脳教育によって変化を起こす取り組みです。
事例報告では、ある小学校で4年生のクラスに毎朝10分間のブレイン体操と瞑想を実施したところ、いつも落ち着きがなくて先生が手を焼いていた子たちの態度が改善されたことを紹介しました。また、小学1年生を対象に週に1回、計6回の脳教育授業と、毎日10分のブレイン体操と瞑想を実施したところ、児童が積極的に学校の授業を楽しむようになりました。
将来の夢がなかった子も、プロジェクトが終わる頃には消防士になりたい、看護師になりたい、人の役に立ちたいなど、夢や希望を堂々と話すようになりました。また子どもたちが元気になり風邪をひかなくなった、10分トレーニングの後に実施する計算ドリルも早くなり集中力が上がったという話もあります。
つづいて、幼児教育・保育施設を5園運営する佐々木貴子さんが「自分を生きる人生の基礎づくり」をテーマに活動事例を発表しました。佐々木先生は、脳教育を生かした保育、教育に力を入れています。
幼児教育に脳教育を導入したところ、授業への集中力が高まり、主体性が発揮されるようになったといいます。脳教育を受けた子どもたちが、けんかになったりすると「自分のエネルギーがなくなっている」と言って丹田たたきをしたり、保育園の部屋で遊んでいるときにイライラする状況になったら、自らソファの上で座禅を組んで目をつむって瞑想したり、大きな変化を見せているそうです。
ストレスからか、家で毎晩のように『キー!』となって爆発していたという子は、保育園での脳教育授業が始まって半年経ったあたりから、それがなくなったといいます。
本フォーラムは当初は大阪市の私学会館で開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、オンライン形式で行いました。IBREA JAPANでは、さらに素晴らしい事例を持って2回目のフォーラムを開催したいと考えています。
ハッピーブレインシティづくりフォーラムについてのお問い合わせは、IBREA JAPAN事務局(https://ibreajapan.org/contact/)まで。