公園から始まった脳教育~アメリカでも公園で青少年の希望をつくる

アメリカ国立公園局の「Healthy Parks, Healthy People(健康な公園、健康な人々)」プログラムに参加し、健康増進に寄与した功績でIBREAの李承憲会長にパイオニアアワードが授与されました。

 

パイオニアアワードを受賞した李承憲会長は「37年前に脳梗塞の後遺症のある人に初めてトレーニング指導したことから始まり、私たちは37年間公園で弘益を実践してきました。公園は、私と社会と人類を生かす道のスタート地点であり、世界と友だちになる最もよいコミュニケーショの場になると思います」と明らかにしました。

 

ジョージア州のボディ&ブレインセンターは2011年、エルサルバドルで脳教育のテストプロジェクトが始まった頃、教育を受けられない青少年に未来への希望を与えようとジョージア州の国立公園に脳教育プログラムを提案しました。以後、マーティン・ルーサー・キング国立公園、チャタフーチー国立公園などで7年間、ボランティア活動と青少年対象の脳教育プログラムを行ってきました。チャタフーチー国立公園の責任者は「脳教育で青少年に多くの変化が起こり、学校生活に問題があった青少年2人が3カ月プログラム受講後、大学に行くと選択した」とし、感謝の意を表しました。

 

チャタフーチー国立公園は、地域社会のボランティア、職業体験による体験学習ができる青少年自然保護団体プログラム、ホームストレッチインターンプログラムを行っています。参加する生徒には、登山コースの整備や清掃などの業務が与えられ、同時に生徒の進路相談などのメンタリングと教育が提供されます。

 

この他にも国立公園局とパートナーシップを結んでいる機関の教育プログラムでも脳教育を提供しています。YMCA主催の児童キャンプとフェスティバルに参加した生徒約670名に脳教育トレーニングを指導し、ジョージア州コーブカウンティが運営している水資源保護教育プログラム参加生徒対象に5年間で約5万名の生徒に脳教育トレーニングを指導しました。また、ジョージア州の環境教育連盟が行うカンファレンスに参加し、2年間で約600名の教師及び環境関連教育者に脳教育を伝えました。