【プレスリリース】学校で「脳教育」を取り入れたら~海外と日本の最新事例を報告「第5回グローバルメンタルヘルスセミナー」世界で注目が集まる新しい教育メソッドの姿は?

特定非営利活動法人IBREA JAPANは8月5日(日)、福岡市中央区天神のアクロス福岡で、「第5回グローバルメンタルヘルスセミナー ~体力・心力・脳力をつなぐ脳教育」を開催しました。

教育が大きく変わろうとしています。文部科学省は「知識」に偏るのでなく、「思考力」や「表現力」を重視する方針を打ち出し、新しい学習指導要領では「主体的な学び」が前面に掲げられています。

一方で、教育現場では、これらの変革を「どうやって形にしてゆけばいいのか」という模索が続いているのも事実でしょう。受験制度やカリキュラムの改革ももちろん重要ですが、生徒・児童一人一人と向き合う教員や各学校こそが、教育の変革の主たる担い手となります。

こうした背景をふまえ、IBREA JAPANは、教育関係者の方々を対象に「第5回グローバルメンタルヘルスセミナー ~体力・心力・脳力をつなぐ脳教育」を行いました。IBREA JAPANは、脳教育という比較的新しい学習法の普及活動をしている団体であり、脳教育が今の教育の変革の流れにマッチしたものであると考えています。自らの脳を主体的に使う能力を育てて、より能動的に学ぶ力を伸ばすことができる脳教育について、その最新事情をお伝えすべく、本セミナーを開催いたしました。

セミナーでは、海外と日本のそれぞれの脳教育指導者が、現場の成果をふまえた活動報告を行いました。海外からはソウル新上渓小学校のキム・ジンヒ教諭が出席。「小学校での脳教育適用の成果~子どもの体力・心力・脳力」と題する講演を行いました。

IBREA会長の李承憲(イ・スンホン)氏が1980年代に考案した脳教育は、韓国、アメリカ、中米エルサルバドルといった国々の公教育にも一部採用され、日本でも2016年に脳教育を全面的に取り入れた民間学校が創立されるなど、普及が進んでいます。約20年前から脳教育を学校教育に取り入れてきたキム・ジンヒ氏は、「心の知能指数」や「集中力」が向上したという研究結果や自らの教え子たちの体験談をふまえ、「脳教育プログラムには身体、感情、認知をバランスよく発達させ、よい行動を自ら選択して実践するようになる効果がある」と述べました。

また、教える側が意識を変えることの大切さに触れ、「(教師が)自分の存在価値を見つけると、ストレスの多い生徒たちの感情コントロールや自信向上をサポートできる」と指摘しました。

日本国内からは、Happy Brain School チーフディレクターの田中ゆかり氏が報告を発表しました。報告によると、福岡県飯塚市の小学校で4学年35名に3カ月間、脳教育の基本となる「ブレイン体操」や「ブレイン瞑想」など行ったところ、集中力、自己肯定感、体温が向上。78%の生徒が自らの変化を感じたといいます。

田中ゆかり氏は、既存の学校教育に脳教育を取り入れる効果について「教師と生徒のコミュニケーションがより深まり、相互理解と共感力が上がることで、教育現場がより明るくリラックスした雰囲気になる」とし、「広い視野を持ち、他者を尊重して互いに高めあえる子へと成長することが期待できる」と述べました。

セミナーではこのほか、地球経営研究院のエマニュエル・パストリッチ院長が「地球経営時代の教育の方向性」と題して講演。文学、政治、数学、物理学など様々な分野での勉強が「一時的な試験のためではなく、人生の計画を立て、それを実行していくため」のものにしていくことが大切だと述べました。

九州で初めて行われたグローバルメンタルヘルスセミナー。福岡県だけでなく岡山などの近隣県からも学校教育関係者などが訪れて定員200名が満席となり、成功裏に終わりました。

●第5回グローバルメンタルヘルスセミナー ダイジェスト映像

●脳教育とは? Brain Education

●脳教育創始者 一指李承憲氏コラム~教育の変化を夢見る人たちへ
http://ibreajapan.org/2018/08/30/column/

●中米エルサルバドル、脳教育導入7年目で全国に適用決定~2020年までにすべての学校で採用
http://ibreajapan.org/2018/08/30/elsalvador/